そもそもネクタイとは?
それでは、早速ネクタイについて、掘り下げていきます。
ネクタイは、色、柄、結び方で印象が変わる、とても魅力的なアイテムです。
ネクタイどれにしようかな?と組み合わせを考える時間は、至福の時です。
そのお陰で何回も遅刻したのは内緒です。
赤であれば情熱的、青であれば、クールなイメージ。
そこに柄も入ると、コーデの組み合わせは無限大!
とても魅力的なアイテムです。

そんな魅力的なネクタイですが、そもそもネクタイって何だ?と気になりませんか?(そんな変態は私だけかもしれません)
ネクタイは、スーツを着る際に首に巻くアイテムです。
成人式や入社式で必ず着用しますし、紳士服のアイテムの中では一番メジャーなアイテムです。

組み合わせや、結び方など相談されるので、相談したい方はお気軽にお声がけくださいね!
ネクタイの名前の由来
そもそもネクタイってなんだ?と感じている人もいるかもしれませんね。
続いてはネクタイの名前の由来を見て行きたいと思います。
ネクタイは英語で書くと “necktie” です。
そのまま “neck(首)”+“tie(結ぶ/結んだもの)” が語源。
首に結ぶもの、neck + tie → necktie(ネクタイ)という、機能をそのまま名前にした言葉したのが由来です。
とてもわかりやすいですね
Tieの意味
“tie” には元々、
- 結ぶ
- 固定する
- 縛る
- つなぐ
という意味があり、
“tie” 単体でも「結び」「結ぶもの」という名詞として使われていました。
そこに neck がつくことで「首に結ぶもの」へ特化した名称になり、それが現代まで引き継がれています。
ネクタイの歴史
そんな魅力的なネクタイですが、「首に巻くだけの布」だと思っていませんか?
実は、軍人の装備から始まり、王様のお気に入りになり、ビジネスマンの相棒になり…
そんな進化を遂げてきたアイテムなんです。
ネクタイの歴史は。フランス、イギリス、アメリカの三国が大きな影響を与えています。
ネクタイのルーツはクロアチア兵?!
ネクタイのルーツは17世紀のヨーロッパ。
クロアチア兵がフランス王軍に傭兵として参加していた時代です。
クロアチア兵は、寒さから守るため、そしてどの部隊か識別するために、首元に布を結ぶスタイルで戦っていました。

クロアチアの兵士は勇敢な兵士としても知られていて、首元の布は誇りや勇気の象徴でもあったと言われています。
これを見たフランス人が
「なんだあのカッコいい布!」と大盛り上がり。
いい意味で単純です(笑)
首の布はフランス語で、クロアチアをという意味の「クロアート」から、フランス独自の発音変化を経て、クラヴァットとして呼ばれるようになりました。
国王から貴族そして国民へ
クロアチア兵の首元の布は、ただ“便利な布”だっただけではありません。
17世紀フランスの宮廷で、一気にブームになるには明確な理由がありました。
当時のフランス宮廷は「異国文化に触れる=高貴でセンスがいい」という風潮がありました。
なので、クロアチア兵の布はフランス人にとって、完全に“外国のオシャレ”。
特にルイ14世は、当時のヨーロッパで最もオシャレに敏感な王でした。
新しい文化を取り入れて宮廷に広めるのは、王としてのアピールの一つ。
クラヴァットはタイミングよく、「新しい」「勇敢」「異国的」「華やか」と、敏感の王に刺さります。
この時代は、王が絶対というルールがあり、王のファッションがそのまま流行になりました。
機能性よりも美しさを求めたフランス国民
お洒落に敏感な国、おフランス。
王から貴族へ広がったクラヴァットは、機能性より美しさ
- 結び方の綺麗さ
- 布の色
- 布の長さ
- 形のアレンジ
これで教養・品格・美意識を競うようになります。
フランスらしいですね!
フランスからイギリスへ
フランスで広まったくらヴぁとは、自然にイギリスでも広まっていきます。
17〜18世紀のヨーロッパでは、フランスの宮廷文化・ファッションが絶対的なトレンド。
語学、礼儀作法、服装、建築まで、
「フランスのものが一流」という価値観がありました。
イギリスはもともと上流階級の文化が強く、
- 格式
- 礼儀
- 身だしなみ
- 社交場でのドレスコード
こうした価値を重んじる文化がありました。
クラヴァットは「礼儀の象徴」「装いの格を上げるアイテム」だったため、イギリスの文化と相性もよく、広まるまでに時間はかかりませんでした。
現代のネクタイの形へ
現代のネクタイまで歴史をたどるためには、三つの国が関わっています。
クロアチア兵→フランス貴族→フランス国民→イギリス→へと広まったクラヴァットは、ここから現代の私たちがよく、見るネクタイの形へと派生していきます。
クラヴァットは豪華すぎて普段使いが難しかったため、巻きやすく短い ストックやアスコット という形に姿を変えて行きます。(この辺も面白いですが、長いのでまた別で解説します)

アスコットタイは、今でも結婚式などでたまに見られますね。
とてもエレガントな印象を与えてくれます。
イギリスで実用的なネクタイの誕生
昔の貴族の着替は、メイドさんがいて、一人で着替えることはありませんでした。布も長く、扱いが複雑なクラヴァット、ストック、アスコットタイは、産業革命を機に、より実用的なネクタイに進化してい行きます。
18〜19世紀ごろ、男性ファッションの中心地は“パリ”から“ロンドン(サヴィル・ロウ)”へと移ります。
そして19世紀の後半、労働社会へ時代も移り、毎日働く男性が使える首元の布が求められるようになりました。
クラヴァットのような豪華な布は
- 長すぎる
- 結ぶのが大変
- 日常使いに向かない
そこで、よりシンプルに、毎日使えるように、結びやすく「サッと結べて邪魔にならない布」 が求められるようになりました。
そこで、英国紳士の手によって登場したのが、一本の細長い布をさっと結ぶだけのタイ。
これが現代のネクタイの原型です。
ネクタイが英語なのも納得ですね!
アメリカに広がったネクタイ
そして、イギリスで広まったネクタイは、アメリカにも広がりました。
19世紀のアメリカは、イギリスからの文化輸入が非常に多かった時代でした。
- スーツ
- シャツ
- 革靴
- 紳士的マナー
- そしてネックウェア(クラヴァット・アスコット → ネクタイ)
アメリカは、イギリスを手本にした文化を広げていたため、ネクタイの文化はアメリカの上流階級にも自然に広がっていきました。
アメリカに広がった要因はもう一つあり、アメリカは急速に資本主義・ビジネスが発展したため
- 毎日使える
- 動きやすい
- 清潔感
- 大量生産可能
- シンプルで均一
こうした働く男性のための服が求められるようになったこともあり、簡単に付けられるネクタイはアメリカ社会にフィットしました。
ネクタイの誕生
そしてアメリカで、現代のネクタイが誕生します。
ニューヨークの職人ジェシー・ラングスドルフが発明した
ネクタイも製法により
- ねじれない
- シワになりにくい
- 結び目が美しい
- 垂れ下がりが自然
- 大量生産できる
というネクタイが完成。

ジェシー・ラングスドルフが発明したこのネクタイの作り方は、今で変わらない作り方になっています。
普段私たちが付けているネクタイは、彼のお陰で誕生しました!
彼が制作の仕方を発明しなかったら、もしかしたらまた違う形になっていたかもしれませんね。
まとめ
さて今回は、ネクタイの歴史について解説していきました。
ネクタイは、クロアチア兵から始まり、お洒落の国フランス、産業革命を迎えたイギリス、現代のネクタイを発明したアメリカ、国を跨いで発展していきました。
形は違えど、私たちが付けているネクタイは、本当に歴史が詰まっています。
ただ、今回はだいぶ簡潔に解説しているので、ご要望が多ければ、更に掘り下げて行きたいと思います。
ちゃんと遡るとエジプトまで行きます、、、。
歴史を知ると、ネクタイを結びたくなりませんか?ネクタイへの見方が変わりませんか?
ネクタイに限らず、紳士服は歴史があり、知ることで紳士服への見方、考え方が変わると思います。
紳士の時間を通して、少しでも紳士服に興味をもっていただけたら嬉しいです。
それでは、素敵な紳士の時間をお過ごしください。








紳士の時間へ、ようこそ。
今回はスーツを語るうえで、必須なアイテム。
ネクタイについて見て行きます。
ネクタイにも、深い歴史があるのでぜひお楽しみください。
それでは、素敵な紳士の時間をお過ごしください。